日本古来の風習 “盛り塩” に新たな息吹を吹き込む
盛り塩とは「災難を祓い、運が開けるように」という願いを込めて行われている風習
穢れを清めるものとして
古来より、「海(海水)」を意味する「塩」は、禊と同様に穢れを祓い、清める意味があります。
古事記の中で伊邪那岐神が死者の国である黄泉の国から帰った時に、海で禊をして穢れを祓ったと記されています。また、塩が「お祓い」の意味を持つことから、神社においても必ずご神前に塩がお供えされていました。
良い運気を呼び寄せるものとして
平安時代、牛車に乗った高貴な方を自宅に招き入れるために、牛の好物である塩を家の戸口に盛る風習がありました。やがてそれが客の足を招く縁起物として定着するようになり、今日に至るといわれています。
Design:Gwenael Nicolas
自然との調和をイメージしながら、人と人を繋ぎ、この風習を未来に繋いでいくミニマルなデザインにと考え、コンセプトはピュアでクリーン、200年先も残るタイムレスなものであること。大事なことは、邪気を祓い、幸運を呼び込む、お清めの“塩”を極力目立たせることと、塩を入れる形は「安定や調和」を意味する“正六角形”にすること。
透明感のあるガラスを採用し、モダンに進化した盛り塩の器は、どの場所に置いてもしっくりと馴染み、目にした人たちのコミュニケーションを生みだし、塩のエネルギーが感じられるモノに仕上がりました。
プロフィール
1966年フランス生まれ。パリのE.S.A.G.でインテリアデザインを専攻後、ロンドンのR.C.A.でインダストリアルデザインの修士号を取得。1991年に来日し、98年に「CURIOSITY」を設立。LVMHグループをはじめ、国際的なラグジュアリーブランドのストアコンセプトを数多く担当し、ロンドンやパリ、ミラノ、銀座など世界中の大都市に手がけた店舗が見られる。
お塩について
同梱している[塩]は三重県の深海で採取した海水を煮詰め、水分だけを飛ばす時間のかかる立釜という手法で丹精込めて作りました。
奉納について
伊勢神宮に奉納された品々には“命”が宿ると言われ、奉納された品々を持つ者を〈多幸〉と〈健康〉に導く不思議な力が宿ると言われています。
「神ノ潮」は、伊勢神宮・内宮神楽殿に奉納させて頂いております。
盛り塩を置く場所
玄関
外から入ってくる悪い運気を祓い清める意味があるといわれています。また、良い運気の入り口にもなる場所なので、神聖な運気を呼び寄せる効果も期待できます。
トイレ
家の中で特に穢れが溜まりやすい場所です。盛り塩を置くことで、穢れを祓い、家庭内の運気をよくする効果があるといわれています。
台所
火と水は強い力を持つといわれています。盛り塩には、この二つのバランスを整える効果があり、火と水のある台所に置くことで、家庭内の悪い運気を清め、無病息災や災厄消除、家内安全の効果が期待できることでしょう。
洗面所
手洗い場や洗濯機がある水回りは、特に運気が落ちやすい場所なので、盛り塩を置くことで穢れを祓いましょう。
リビング
家の中でもっとも長い時間を過ごすリビングや寝室に、悪い気を浄化して良い気を取り入れるためには盛り塩を置くことが効果的です。
お風呂
身体についた汚れや穢れを洗い流す場所なので、どうしても悪い運気が溜まりやすくなります。盛り塩を置いて清めてください。